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2016年度 西臨セミナー
『難しい患者たち』 |
西臨セミナーでは、精神分析的精神療法の実践における重要なトピックを通年で学ぶセミナーを実施してきました。このセミナーは系統講義ではなく、分析的実践の生きた空気に触れる機会を提供するセミナーです。初心の方には、系統講義へと進むモチベーションを高める機会に、また、系統講義を終えた経験者にとっては、実践にもとづいた生きた話に触れる良い機会になるでしょう。
2016年度は、「難しい患者たち」というテーマで一年学びます。
治療者であればだれでも、「難しい患者」という言葉で思い浮かぶ患者が何人かはいるでしょう。私たちがある患者を「難しい」と感じるとき、それはどのようなことから来るのでしょうか?なかなか症状が改善しない患者、行動化の激しい患者、表面的な患者、そもそも相性が合わないと感じる患者など、その治療者によっても苦手で難しいと感じる相手は様々でしょう。そのような患者との臨床こそ忘れがたいものとなる場合も多く、彼らとの臨床を振り返ることは、入りくんだ病理の構造、複雑な転移・逆転移など、精神分析的心理療法の様々な要素をより深く検討することにつながるでしょう。
セミナーの前半では、日本を代表する臨床家としてご活躍中の先生方に、「難しい患者たち」について自由に語っていただきます。先生方が患者の何を難しいと感じ、そしてどう向き合い、理解し、治療が進展していったのかを聞くことで、多くを学ぶことができるでしょう。今年度も討論者として様々な先生方をお呼びします。
そして、セミナーの後半では、主に参加者からケースを提示していただき事例検討を行います。
日曜日午後の年5 回のセミナーです。皆様のご参加をお待ちしております。
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■ 日程と内容 |
第1回
『難しい患者たち』@岡田暁宜先生が語る (詳細はこちら)
日時:5月8日(日)13:30〜18:45
講 師:岡田暁宜先生(南山大学人文学部心理人間学科、教授)
討論者:岩倉拓先生(あざみ野心理オフィス) |
第2回
『難しい患者たち』A藤山直樹先生が語る (詳細はこちら) 日時:7月17日(日)13:30〜18:45
講 師:藤山直樹先生(上智大学/個人開業)
討論者:松木邦裕先生(精神分析プライベート・プラクティス) |
第3回
『難しい患者たち』B松木邦裕先生が語る(詳細はこちら) 日時:10月9日(日)13:30〜18:45
講 師:松木邦裕先生
討論者:関真粧美先生(南青山心理相談室)、
堀江桂吾先生(山梨英和大学 人間文化学部) |
第4回
『難しい患者たち』C鈴木智美先生が語る(詳細はこちら) 日時:2017年1月8日(日)13:30〜18:45
講 師:鈴木智美先生(可也病院/精神分析キャビネ)
討論者:藤内栄太先生(個人開業) |
第5回
『難しい患者たち』D平井正三先生が語る(詳細はこちら)
※単発でのご参加も可能です。
日時:2017年3月12日(日)13:30〜18:45
講 師:平井正三先生(御池心理療法センター)
討論者:藤山直樹先生(上智大学/個人開業)
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■ 企画
藤山直樹(上智大学/個人開業)
小尻与志乃・菊池恭子(西新宿臨床心理オフィス) |
■ 会場
BIZ新宿、新宿ファーストウエストなど西新宿近辺を予定しております。
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■ 参加資格
守秘義務を守れる、現在心理臨床、精神科臨床、心療内科臨床の実践に携わっている方、若しくは大学院で臨床心理学を専攻している大学院生。
(参加資格、ご所属などについて確認させていただく場合があります。) |
■ 参加料
一般 38,000円 大学院生 32,000円(全5回分)
*事例提供者には参加料を優遇いたします。(一度全額入金していただいた後、優遇額分の返金をいたします)
*参加者が定員に満たないときには1回ごとの参加申込みを受け付ける予定です。
(単回参加料: 一般9,500円 大学院生 8,000円) |
■ 申し込み方法
FAXまたは郵送にて → 参加申込書 または をダウンロードして
ご送付ください。 メールにて参加料の振り込み方法をお知らせいたします。
メールにて → 以下の情報を記載して nishirinseminar※yahoo.co.jp までお送り下さい(※を半角の@に直してお送りください)。
@ご氏名(ふりがな)
A連絡先住所
B連絡先電話番号・FAX番号
Cメールアドレス
D区分(大学院生・一般)
E所属先
F職種(臨床心理士・心理士・医師・その他)
G事例提供の意思(あり・なし・未定)
なお、受付は先着順で、定員になり次第締め切らせていただきますので、ご参加いただけない方にはその旨メールにてお知らせいたします。
* 申込書に記載された情報は個人情報保護法に基づいて取り扱い、セミナーに関する目的以外には使用いたしません。
申し込み締め切り 2016年 4月15日(金) |
■ 講師プロフィール
岡田暁宜(おかだあきのぶ)
名古屋市立大学大学院医学研究科修了。
国際精神分析学会認定精神分析家及び日本精神分析協会正会員。
日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー及び教育研修委員長。
主な著書に『精神分析と文化−臨床的視座の展開』(岩崎学術出版)など。
藤山直樹(ふじやまなおき)
国際精神分析学会(IPA)認定精神分析家、訓練分析家。
日本精神分析協会会計・教育研修委員長。
小寺記念精神分析研究財団理事長。
神宮前で個人開業。
上智大学総合人間科学部心理学科教授。
主著:「精神分析という営み」「集中講義・精神分析」(岩崎学術出版社)「落語の国の精神分析」(みすず書房)他。
松木邦裕(まつきくにひろ)
国際精神分析学会認定精神分析家であり、訓練分析家。
日本精神分析協会付属精神分析インスティテュート福岡支部に所属。
熊本大学医学部卒業。
現在は京都大学大学院教育学研究科に勤務。
主な著書に「分析空間での出会い」、「分析臨床での発見」、「精神分析体験:ビオンの宇宙」、「不在論」他がある。
鈴木智美(すずきともみ)
国際精神分析学会認定精神分析家、訓練分析家。
日本精神分析協会付属精神分析インスティチュート福岡支部所属。
福岡大学大学院医学研究科修了。
現在、可也病院勤務、精神分析キャビネにて精神分析を実施。
著訳書に、「拒食症治療の手引き」「摂食障害の精神分析的アプローチ」「鼎談 摂食障害との出会いと挑戦」。分担執筆に「フロイト読本」「北山理論の発見」など。
平井正三(ひらいしょうぞう)
御池心理療法センター代表。
NPO法人子どもの心理療法支援会理事長。
京都大学教育学部博士課程満期退学。
ロンドンのタビストック・クリニックにてchild and adolescent psychotherapyのコースを終了し、資格取得。
著書に、「子どもの精神分析的心理療法の経験−−−タビストック・クリニックの訓練」、「精神分析的心理療法と象徴化」「精神分析の学びと深まり」共訳にアルヴァレズ「こころの再生を求めて」、タスティン「自閉症と小児精神病」、ビオン「精神分析の方法U」、メルツアー「夢生活」、ボストン・スザー編「被虐待児の精神分析的心理療法」、ラニャード&ホーン「児童青年心理療法ハンドブック」などがある。
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■ 申込書送付先・お問合わせ先
西新宿臨床心理オフィス内 西臨セミナー事務局
TEL/FAX 03−3345−8191 (小尻・菊池)
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6−12−7 ストーク新宿1212
メール: nishirinseminar※yahoo.co.jp (※を半角の@に直してお送りください)
(お問い合わせはFAXまたはメールにてお願いします
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